【2026年版】胆振東部地震の教訓を活かす家づくり|室蘭・登別・伊達市で選ぶ「停電・地震に強い注文住宅」
「地震が起きても、停電しても、家族の暮らしを守れる家にしたい」
2018年の胆振東部地震とブラックアウトを経験した室蘭・登別・伊達市エリアだからこそ、そう考える方は多いのではないでしょうか。
地震・停電に強い注文住宅を選ぶポイントは、耐震等級などの構造性能と、太陽光発電・蓄電池といった停電対策設備の両方を、根拠のある数値とともに確認することです。
本記事では、あの日の教訓を踏まえながら、地震・停電に強い家づくりの基礎知識と、室蘭・登別・伊達市でおすすめの住宅会社3社を紹介します。
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目次
あの日から数年、私たちが本当に備えるべきこと
2018年の胆振東部地震から数年が経ちましたが、あの経験を踏まえた家づくりの視点は今も色あせません。当時の記録を振り返りながら、これからの家づくりで何を備えるべきかを考えていきます。
胆振東部地震・ブラックアウトが室蘭・登別・伊達市に残した教訓
2018年9月6日午前3時7分、北海道胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、厚真町で最大震度7を記録しました。室蘭市・登別市・伊達市でも震度5弱の揺れが観測され、室蘭市にとっては統計開始以来最大の震度だったとされています。
地震発生から間もなく道内最大級の火力発電所が損傷したことをきっかけに、北海道電力管内の約295万戸が停電するという、日本で初めての「ブラックアウト」が発生しました。
地震発生後、約2日で約99%の停電が復旧しましたが、道路寸断などで復旧作業が難しい地域も残り、北海道電力が停電の解消を確認したのは10月4日でした。信号機や暖房、給水設備までもが止まり、電気に依存した暮らしの脆さを痛感した方も少なくなかったはずです。

出典:平成30年北海道胆振東部地震 地震発生時の行動アンケート結果報告|室蘭市
出典:資源エネルギー庁「日本初の“ブラックアウト”、その時一体何が起きたのか」
出典:北海道電力「平成30年北海道胆振東部地震に伴う停電の解消について」
「また同じことが起きたら」という不安を家づくりで解消する視点
あの経験から数年が経った今も、「もしまた同じ規模の停電が起きたら」という不安を抱える方は少なくありません。災害への備えは、防災グッズの用意だけでなく、家そのものの性能によって大きく左右されます。
停電時でも冷暖房や照明、通信手段をある程度確保できる家であれば、避難所に頼らず自宅で過ごせる可能性が高まり、家族の安心にもつながります。
家づくりを検討するタイミングは、こうした「もしも」への備えを暮らしの土台として組み込む機会です。次の章では、地震そのものへの備えとなる耐震性能について、基礎から確認していきましょう。
注文住宅で備える「耐震性能」の基礎知識
家の地震への強さは、間取りやデザインと同じくらい重要な検討項目です。ここでは耐震等級の基本と、見落とされがちな構造上のチェックポイントを整理します。
耐震等級1〜3の違いと室蘭エリアでの推奨水準
耐震等級は、建築基準法に基づく最低限の耐震性能を「等級1」とし、その1.25倍の強さを「等級2」、1.5倍の強さを「等級3」とする指標です。
等級1は数百年に一度程度の大地震(震度6強〜7程度)でも倒壊しない水準ですが、揺れによって大きな損傷を受け、その後の補修や建て替えが必要になる可能性があります。
胆振東部地震のような揺れをくり返し受けても住み続けられる家を目指すのであれば、消防署や警察署にも採用される最高等級「耐震等級3」を一つの目安として検討する価値があります。
なお、耐震等級2・3を検討する際は、どのような構造検討を行っているのかを確認することが大切です。特に許容応力度計算では、柱・梁など各部材に生じる力を詳細に検討するため、住宅会社に計算方法や等級の根拠を確認しておくとよいでしょう。

出典:耐震等級とは?等級1・2・3の違いと調べ方をわかりやすく解説|豊栄建設
出典:耐震等級とは?1〜3の基準や違いを分かりやすく解説|施工管理の教科書
出典:国土交通省「住宅性能表示制度・長期優良住宅認定制度に関する壁量基準の見直し」
直下率・壁量計算など見落としがちなチェックポイント
耐震等級だけでなく、間取り段階での構造バランスも建物の強さを左右します。代表的な指標が「直下率」で、2階の柱や壁が1階の同じ位置にどれだけ揃っているかを示す割合です。
直下率が低い間取りは、大きな地震の際に1階部分に力が集中し、倒壊につながりやすいことが2016年の熊本地震などでも指摘されています。
吹き抜けや大開口を活かした自由な間取りほど直下率が下がりやすいため、デザイン性と構造の安定性のバランスを設計段階で確認しておくことが欠かせません。
また、耐力壁の量やバランスを確認する「壁量計算」や、簡易計算より精度の高い「許容応力度計算」の実施有無も、住宅会社を選ぶ際の判断材料になります。

停電に負けない暮らしを実現する設備選び
地震そのものへの備えに加えて、停電が長引いても暮らしを止めない設備選びも欠かせません。太陽光発電や蓄電池、電気自動車を活用した給電の仕組みを見ていきましょう。
太陽光発電+蓄電池の組み合わせで実現する「自立した暮らし」
太陽光発電は、停電時に「自立運転モード」へ切り替えることで発電した電気を使い続けられますが、単体では出力が最大1.5kW程度に制限され、使える家電もある程度限られます。
そこで太陽光発電と蓄電池を組み合わせれば、日中に発電した電力を蓄えておけるため、夜間や悪天候時でも冷蔵庫や照明といった生活に欠かせない家電を動かし続けやすくなるでしょう。
蓄電池には停電時に一部の家電のみを稼働させる「特定負荷型」と、家中のコンセントを使える「全負荷型」があり、後者ほど停電時の生活の自由度は高くなりますが、その分設備コストも上がる傾向にあります。
一般的な家庭が1日に使う電力量はおよそ15〜20kWhとされており、どこまでの暮らしを維持したいかを基準に、必要な蓄電容量を検討すると選び方に迷いにくくなります。

V2H(電気自動車給電)という新しい選択肢
V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車にためた電力を家庭内に供給できる仕組みで、太陽光発電や家庭用蓄電池と組み合わせて使うこともできます。
電気自動車のバッテリーは家庭用蓄電池よりも大容量のものが多く、条件が整えば停電時に数日分の電力をまかなえる可能性がある点が最大の強みです。
一方で、電気自動車を日常的に乗り回している家庭では車両側の充電量が減りやすく、いざという時に十分な電力を確保できないケースもあるため注意が必要です。
すでに電気自動車を所有している、あるいは購入を検討している家庭にとっては、蓄電池単体よりも幅広い選択肢になり得るでしょう。

「性能を謳う会社」を見極める際の注意点
近年は多くの住宅会社が「耐震等級3」「高気密・高断熱」といった言葉を打ち出していますが、表示されている数値の中身まで確認しないと、実際の性能を正しく比較することはできません。
数値の透明性(耐震等級・許容応力度計算の有無)を確認する
「耐震等級3相当」という表現には注意が必要です。
前章で触れたとおり、耐震等級2・3を正式に取得するには、性能表示計算や許容応力度計算といった詳しい構造計算に基づく第三者機関の評価が必要ですが、「相当」という表現は、こうした認定を受けていない自己申告のケースを含んでいることが少なくありません。
依頼を検討している会社には、耐震等級を性能表示計算と許容応力度計算のどちらで算出しているか、そして住宅性能評価書などの書類で確認できるかを具体的に質問してみることをおすすめします。
同じ「耐震等級3」でも、計算方法によって実際の強度には差が生じ得るため、数値の根拠まで開示してくれるかどうかは、信頼できるパートナーを見極めるうえで重要な材料になります。

保証・引き渡し後の点検体制もあわせてチェック
家は建てて終わりではなく、暮らしながら性能を維持していくものです。そのため、引き渡し後にどのような保証制度や定期点検の仕組みが用意されているかも、性能そのものと同じくらい重要な確認ポイントといえます。
保証期間の長さだけでなく、点検のタイミングや内容、有償・無償の範囲、地震や台風などの災害発生時に相談できる窓口があるかどうかまで、契約前に確認しておくと安心につながります。
担当者が変わっても対応の質が落ちない体制を整えているか、実際に建てた人の声を交えて説明してくれるかといった点も、会社選びの参考になるでしょう。
地震・停電への備えを踏まえた家づくりを、地域の工務店に相談してみませんか?
室蘭・登別・伊達市でおすすめの住宅会社3選
地震・停電への備えを踏まえたうえで、室蘭・登別・伊達エリアで実際に検討しやすい住宅会社を3社紹介します。それぞれ強みが異なるため、比較する際の参考にしてください。
| 住宅会社 | 主な特徴 | 耐震・構造面 | 断熱・気密・設備面 | 施工・品質管理の特徴 |
| AO DESIGN(株式会社宇佐美建設) | 胆振・室蘭エリアを中心とする地域工務店 | 耐震性など施工品質を自社で一貫管理 | 全棟気密測定、目標C値0.50cm²/m²以下、高断熱仕様 | 自社大工による直営施工 |
| SUDOホーム北海道 | 北海道で100年以上の住宅建築実績 | 木造・RC住宅に対応 | 北海道の気候風土に合わせた構造・断熱ノウハウ | 設計・施工の一貫体制、自社大工 |
| 一条工務店 | 全国展開する大手ハウスメーカー | 全棟標準仕様で耐震等級3、実大実験を実施 | 全館床暖房、太陽光発電など | 自社グループ工場で住宅部材・設備を開発・生産 |
AO DESIGN(株式会社宇佐美建設)|直営施工と全棟気密測定で叶える防災性能

| 会社名 | 株式会社 宇佐美建設 |
| 住所 | 〒050-0073 北海道室蘭市宮の森町4-2-21 Uビル2F |
| 電話番号 | 0143-46-1020 |
| 公式サイトURL | https://usamikensetu.co.jp/ |
株式会社宇佐美建設は室蘭市に本社を置き、2026年夏に「USAMI HOME」からリブランドした「AO DESIGN(アオデザイン)」として、胆振・室蘭エリアを中心に注文住宅を手がける工務店です。
同社の特徴は、設計から施工までを外注に頼らず、自社の大工が直接手がける直営施工体制にあります。
この体制により、耐震性や気密性能といった数値だけでは伝わりにくい施工品質の部分まで、着工から引き渡しまで自社で一貫して管理できる点が強みです。
公式サイトでは、断熱材の充填と付加断熱を組み合わせた高断熱仕様に加え、気密測定士が在籍し全棟で気密測定を実施する体制が紹介されており、目標C値0.50cm²/m²以下という具体的な数値も掲げられています。
家族構成や暮らし方についてのヒアリングを重ねたうえで提案を行う姿勢も特徴の一つです。地域の気候や災害リスクを踏まえ、性能の根拠を数値で確認しながら家づくりを進めたい方に向いている会社といえるでしょう。
▼USAMI HOMEのHPで家づくりのこだわりを詳しく見る
USAMI HOMEの口コミ評判記事はこちら!
▼USAMI HOME(株式会社宇佐美建設)評判・口コミは?|注文住宅の強みを解説
SUDOホーム北海道|100年の実績が支える寒冷地仕様の構造設計

| 屋号 | SUDOホーム北海道 |
| 会社名 | 須藤建設株式会社 |
| 住所 | 〒052-0012 北海道伊達市松ヶ枝町65-8 |
| 電話番号 | 0142-25-2252 |
| 公式サイトURL | https://sudo-con.co.jp/ |
SUDOホーム北海道(須藤建設株式会社)は、1918年に宮大工の須藤幸次郎氏が須藤組として創業して以来、100年以上にわたり北海道で住宅建築を手がけてきた会社です。
現在は伊達市に本社を置き、札幌市や倶知安町にも拠点を展開しています。同社の強みは、設計・施工を一括して自社で受注する体制と、寒冷地である北海道の気候風土に合わせて培ってきた構造・断熱のノウハウです。
公式サイトでは、木造住宅を中心としながら自由度の高いRC(鉄筋コンクリート)住宅も手がけていること、設計営業担当が全員現場経験を持つこと、自社大工による施工がアフターメンテナンスの面でも強みになることなどが紹介されています。
過去には結露などの課題に対応するためRC住宅に専念した時期もあったとされ、性能への向き合い方がうかがえます。長い実績に裏付けられた寒冷地仕様の構造と、木造・RCという幅広い選択肢の中から自分に合った住まいを選びたい方に向いているでしょう。
SUDOホーム北海道の口コミ評判記事はこちら!
▼SUDOホーム北海道(須藤建設株式会社)の取組や評判を紹介!
一条工務店|全国基準の耐震仕様と体感できる展示場

| 会社名 | 株式会社一条工務店 室蘭展示場 |
| 住所 | 〒050-0076 室蘭市知利別町4-5-1 |
| 電話番号 | 0143-84-1671 |
| 公式サイトURL | https://www.ichijo.co.jp/area/hokkaido/ |
株式会社一条工務店は、全国に多数の展示場を展開する大手ハウスメーカーで、住宅の構造・断熱材・窓・住宅設備の多くを自社グループ工場で開発・生産する体制を強みとしています。
公式サイトでは、全棟が標準仕様で国の定める最高等級の「耐震等級3」であることが明記されており、理論上の数値だけでなく実物大の建物による実大実験でも性能を確かめていると案内されています。
また、全館床暖房による快適性や、自社オリジナルの太陽光発電システムを標準的に提案していることも特徴です。全国に多くの展示場を構えており、断熱性能や床暖房の心地よさを来場者が実際に体感できる環境が整えられている点も強みといえます。
地域の工務店とあわせて、全国規模の実績と標準化された性能を比較したうえで会社を選びたい方に向いています。
株式会社一条工務店 室蘭展示場の口コミ評判記事はこちら!
▼株式会社一条工務店は全国展開大手!強みや施工事例及び評判を紹介
まとめ|「もしも」に備えた家づくりを、まずは相談から
胆振東部地震とブラックアウトの経験は、私たちに「電気は止まるもの」という前提で暮らしを考える大切さを教えてくれました。
耐震等級や直下率といった構造面の知識、太陽光発電・蓄電池・V2Hといった停電対策の設備は、いずれも家づくりの初期段階で検討しておくほど選択の幅が広がります。
とはいえ、焦って一社に決めてしまうのではなく、まずは地域の工務店に今感じている不安をそのまま相談してみることが、後悔しない家づくりの第一歩です。
耐震等級の算出根拠や気密測定の実施状況、停電時に対応できる設備の提案力など、気になる点は遠慮せず具体的に質問してみてください。
今回紹介した3社は、それぞれ強みの方向性が異なるため、実際の暮らし方や優先したいポイントに照らしながら、比較検討の参考にしていただければと思います。
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